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DCコミックスの[ジャスティス]ブームが(私に)きた

DC DC Comics anthology

一昨年からAXNで放送されている『ゴッサム』シリーズを見てから、私の中でバットマン熱が再燃している。

そもそもを言えば、1989年版の映画『バットマン』が大好きなのだ。紐解けばそれもそのはず、監督が(私の大好きな)ティム・バートンなわけだし、あのペンギン*1の不思議さがたまらない。また、あのゴッサムタウンの不気味さに、子どもながらに心酔してしまったのだと思う。

ゴッサム』以降はといえば、去年上映された映画『バットマンvsスーパーマン』の話題を出さない訳にはいかない。注目は、副題。『ジャスティスの誕生』と付けられていたのだ。

たまたま職場の同僚も「バットマンが好きだ」と言うので一緒に4DXを行ったら、バットマンの過去に触れられていて、二人して『ゴッサム』の話題で盛り上がった。

バットマンとスーパーマン

バットマンvsスーパーマン』を見るまで一切忘れていたのだけれど、過去(2013年)に私はスーパーマンの映画『マン・オブ・スティール』も観ていたのだった。もちろん、ものすごく楽しんで。そのことを一切忘れていたけれど!イケメンスーパーマンの顔を見て、あっ、と気付いた。

ただ、別に私はスーパーマンを好きなわけではなかった。なのになぜわざわざ映画館に観に行ったのか?理由は、監督がダークナイト・トリロジーシリーズ(2005〜2012年のバットマン映画3部作)のクリストファー・ノーラン*2だったから、というだけ。

話題を戻し、『バットマンvsスーパーマン』。一緒に行った同僚曰く、その頃やっていた海外ドラマ『スーパーガール』も面白いから観たほうがいいよ、とのこと。スーパーマンの従姉妹が主人公の話だ。趣向が似ている人が勧めるのだから、そりゃ観ないわけにはいかない。

そしてまんまとハマる。

スーパーマンのなんとなくの背景もわかったし、カーラ(スーパーガール)がめちゃくちゃかわいい。あとどうでもいいけど、キャット・グラントという鼻に付く有名メディア敏腕女性CEO役が、あの『アリーmyラブ』のキャリスタ・フロックハートというのもポイントが高い。

メディアミックス?

その後『ゴッサム』の続編をはさみ、去年末から今年に掛けて楽しんだのが『ヤング・ジャスティス』というアニメ。驚くことに、日本ではDVDすら売っていない(私はカートゥーンネットワークで定期的に再放送されているので、シーズン2までまるごと見ることができた)。

『ヤング・ジャスティス』では、DCコミックスのヒーローがまるごと出てくる。というか、ヒーローたちのサイドキック*3や後輩、2代目3代目がチームとなって主人公になっている。その司令塔がバットマン。そういえば、事件が起こる度に出てくるニュースキャスターは、スーパーマンシリーズのメディアキャスター、キャット・グラントだ。

バットマンとヤングでない方のヒーローチーム[ジャスティスリーグ]を束ねているのがスーパーマン。アニメの中でも二人のやり取りが色々面白い。

その後、LEGO映画の『バットマン:ザ・ムービー』を見てみると、それもまたバットマンとスーパーマンの話なのだけれど、冒頭からイキナリ仲が悪い。

そして今、『バットマン』のアニメシリーズもカートゥーンネットワークで放送されていて、ずっとそれを見ている。

数ヶ月に渡りDCコミックス系ヒーローにゆらゆら浸って、新たに気付いたのはキャラクターが色々ブレているということ。『ゴッサム』に至っては、年齢感もぐちゃぐちゃだ。バットマンの執事アルフレッドなんて、映画も含めるとキャラクターがぐちゃぐちゃ。

しかしそれが良い。というか、それでいい。キャラクターの芯だけはしっかりしていて、細かいことはそっちのけ、ストーリーの面白さが重視されているように見える。

これって今で言う「メディアミックス」だなあと、改めて思う。

そしてやっぱり原点にもどりたくなる

元を正せば、バットマンもスーパーマンも、DCコミックスシリーズのヒーローの1人でしかなかった。人間だか、異星人だか、そんな差が多少あれど、(物語として)生まれた時期が近かったことでアベンジャーズのようにまとめられて、[ジャスティスリーグ]とされた。

というところまで来ると、やっぱり映画やアニメではなく、漫画版で読みたくなる……というのが人の性で、一体何があってまとめられたのか?とさっさと*4知りたくなる。

幸運なことに近所の本屋にはDCコミックスコーナーが設けられている。結果、ふらりと見に行ったところ、冒頭の写真『DCコミックスアンソロジー』を買うに至ってしまった。

本当は『バットマン』の漫画を買いに行ったのだけど……最近『ヤング・ジャスティス』づいていたため、[ジャスティス・リーグ]のそれぞれのキャラクターの裏話が気になってしまったのだ。この書籍の中で詳しく解説がされている。

ちなみにこの書籍の中に、[ジャスティス・リーグ]の最初の物語も含まれている。内容的に重みがありすぎてまだ前半しか読めていないのだけれど、本当に熱い買い物ができてしまったなあとこれからが楽しみだ。

DCコミックス アンソロジー

DCコミックス アンソロジー

関連作まとめ


*1:バットマンシリーズで最も有名なヴィラン、『ゴッサム』にも初回から出ている。

*2:映画についてそこまで詳しくもないので、映画好きにはたまらない「ノーラン」については、私にとってはその程度なわけだ。

*3:ヒーローの相棒のことをサイドキックと呼ぶそうだ。ヤング・ジャスティスを見るようになり初めて知った。バットマンで言うところのロビンがそれにあたる。

*4:[ジャスティス]の成り立ちの話として、『バットマンvsスーパーマン』の続編や『ワンダーウーマン』の映画が企画されているらしいが、一向に完成しないらしい、という噂がある。