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ミュージカル刀剣乱舞の話

なにより先に注意書きをしておくべきだと思うので、記載する。

わたしは刀剣乱舞のにわかファンで、以下に強い考察や感想があるわけでもなければ、ガチファンを不快にさせる表現も出るかもしれない点ご注意いただきたい。

musical-toukenranbu.jp

先週のミュージカル刀剣乱舞(刀ミュ)の1週間弱に渡る「お祭り」無料配信の余韻がじわじわ来てる。このポストはその感想を残しておきたい、だけのものだ。

前置き:刀剣乱舞の概要とわたしの付き合い

わたしはそもそも刀ミュは観てない。

舞台刀剣乱舞(刀ステ)は、舞台好きの同僚にオススメされたのをきっかけに、再編集された映画館配信版を何度か観ている。まだ生観劇はできていない。ゲームは、今度ある刀ステの公演のチケット応募権のためだけに少しやった(そしてやめた、理由は後述)。

刀ステは良いよ。(わたしからすると)世界観は半分SFで、現代より遥か未来の「歴史修正主義者」が歴史上の出来事を改変しようとする(例えば織田信長を生かし続けようとする等)のを各刀剣がヒト形を得て(顕現と言う)当時に向かい、「歴史通りにことを運ばせる」為に暗躍する話(超略)。

歴史の話なので、当時の武将たちが刀剣と別にたくさん出てくる。刀剣は、刀剣でありながら顕現してしまったが故「心」を得てしまい、刀剣と元持ち主(あるじ)との関係性などとの葛藤があって、話として楽しい。

と別に、心を持った刀剣が自身の研鑽や物語の中の宿命が絡み合って、伏線が凄すぎて目が離せない。また、言わずもがな、殺陣が凄い。

けど、ゲームはおおむね刀剣と敵が戦う、という作り。ひたすら壊れた刀剣を直したりする(つまり育ゲー)ので、そんなにストーリー性はない(ように思う、冒頭しかやってないけど)。ちなみに乙女ゲームではない。プレイヤーは、布陣や編成を決める主(あるじ)であり、刀剣と同列ではない。

(正直、この展開からよく舞台のストーリーができたな、と思うほど。)

本題:歴代「お祭り」一挙配信の閲覧・感想

ということで、常々刀ミュに懐疑的でありながらも観たことすらなかったので、これを機に。

ただ、同僚は「多分、この公演は苦手かもしれません」とのこと。まあいいや、外出の予定があるわけでもないし、と先週1週間夜な夜なDMM TVの無料配信にお世話になった。

DMM TVすごいね。有料登録していると、刀ミュ、刀ステ、歴代の全公演が観られるらしい。日本の舞台好き(特に2.5次元系?)には垂涎物だろう。

ちなみに「お祭り」自体なんのこっちゃと思っていたのだれど、ミュージカルで利用される歌を(ストーリーなく)一気に展開される音楽祭のこと。

同僚が「苦手かも」と言ったのは、ただ次々イケメンが出てくるだけで歌を歌って終わることに、常日頃「アイドル無理」と言ってるわたしとの親和性がないと判断した模様(ある種あってる)。

たしかに最初見始めた頃は「一体何を見せられているのか」気分はあったものの(失礼)1週間見続けることで、さらに同僚も常時チャットで解説を挟んでくれて理解が深まり、堪能できた。

そもそも、ミュージカル俳優は歌だけじゃない。クラシックバレエブレイクダンスなどが基礎にある人が多数いる。声楽の素地のある人もいる。彼らの本領を発揮できる公演だったということだ。

例として正しくないけど、EXILEみたいな感じ?歌うまの人がいて、ダンスうまの人がいてみたいな。例として正しくないだろうけど!

更に一気見ならではで、徐々に舞台装置や小道具が、あとその歌やダンス(演出)が年を追うごとにパワーアップしていくのが面白かった。

と、プラスで曲自体の引っ掛かりもすごい。配信おわって数日経った今になって、謎にじわじわくる。脳内にも残ってしばしばループする。音楽好きなのでライブもよく行くものの、こういうのはなかなかない。そんなことあるー?と言う感じ。多分耳だけでなく五感(と言わないまでも目と、もしかしたら六感も)を刺激されたのではないかなあ。

流石に有名コンテンツなだけあって、全公演のキャストが公式にまとめて紹介されている。初見にはこれは大変ありがたかった。

musical-toukenranbu.jp

見慣れてない人はこれを「学芸会」や「コスプレ」って言うんだろうなー。

見てみたらわかるけど、そういう話じゃないのよ。船なんかも半分で途切れているけど、全体が見えるのよ。ただの四角のフレームでも、「何か」に見えるのよ。この差は一体なんだろうなー、なんてこともこの数日思っていた。

 

そんなこんなで、期待してなかったというと語弊もあるものの、解説聞きながら歌の公演を見ていたらストーリーも気になってきてしまった。DMM TVで配信されているならば時間の都合さえつけば追体験できるわけで、近いうちに観てみよう、と思った。いつか生舞台も観たいなあ。

そうそう、今(今週)もリアルイベントやっているのよね。リアルイベントかつ1週間連日公演をする(しかもきちんと集客するだけでなく、なんならチケット自体が争奪戦な)コンテンツ、すごいなあ。