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2023年個人的ふりかえりと気付き

記事タイトル「2023年ふりかえりと気付き」背景写真は、薄いグリーンのテーブル四ツ端に右上から時計回りに金縁メガネ、ノート、金色腕時計、紙テープが置かれている

普段あんまりこういうのはしないのだけど、ちょっとの余裕といつもと違う感覚があるので記録しておく。

今年のしごと

今年はなぜかバタバタしていた。業務的にも、学び的にも。詳細までは記載しないが、ザッと列記する。

カレンダーを確認して、GAADに(スポンサーセッションだけど)登壇してたことを思い出した。記憶がなさすぎてびっくりした。

学びの場

今年はとにかく、アクセシビリティとインクルーシブというものに触れる機会のある年だった。

以下では特にわたしの記憶に残る、及び一言残しておきたいイベントのみをピックアップしておく。

ちなみに念の為記載しておくが、アクセシビリティ関連ばっかりに絞ってイベントに参加しているというような意図はまったく無く、デザインという行為に於いて普遍的な要求事項の解決のための知識を……と考えると自動的にアクセシビリティインクルージョンというものがテーマのイベントに参加した形となっているのだと思う。

(これを書くためにカレンダーを遡ってイベント記録を確認したところ、おおよそ月に3件くらいのアクセシビリティ関連のオフラインイベントがあったらしい。世間の関心が高まっている証拠な気がする。)

気付き

今年はなんと、障害と社会構造について考えさせられたことか。

上記の学び一覧とは他に、聴覚障害の方が同僚になったことで、定期的に手話講座を開催してくれている/参加している。

過去にツイートもしたけれど、先述の「こころの通訳者たち」のセミナーおよび「『福田村事件』の後のトークセッション」で登壇された聾者の廣川麻子さんに話し掛ける際、自分が手話ができないがゆえに話しかけられない、ということがあった(実際、UDトーク片手に話しかけたのだけれどw)。これは、アメリカに行って英語が話せないので話せない、という類の「話しかけられない」だ。

英語と同じくコミュニケーション言語としての手話をちょっとでも身につけていたいな、と感じるので、同僚のこの活動は大変助かっている。

とともに、上にも書いたけれど、わたしの趣味ともいえる「エンターテイメント鑑賞」の現場でのアクセシビリティの悪さというのに全然気付けていなかった/気付けたのは、今年の中で最もと言えるほどの成果だと思っている。

先日noteにも以下のような記事を上げた。

note.com

強い力を持つもの(Coldplay)が世界を変えるための行動を起こしている、ということは、とても重要な影響力だと感じている。この内容は、同じく先に挙げたドン・ノーマンの『より良い世界のためのデザイン』にもつながるような内容だと思う。

一方で、ある程度の「力」を持ちながら無関心であることの罪深さも感じるようになった。

この辺を整理していくと、自ずとやるべきことが見えてくるのではないかな、と考える年末となっている。